人気のトラベルライター土庄雄平✕ジャンボフェリーのコラボ連載!2024年7月1日よりのダイヤ改正を記念して、読者の皆様に、8時15分神戸発のジャンボフェリーを利用して旅する、観光情報をお届けします。
今回は番外編として、「あおい」の人気プラン「ふね泊」をご紹介。ぜひご覧ください。
土庄雄平
トラベルライター/フォトグラファー。雑誌や新聞、旅行情報サイトで記事を執筆するほか、数々のフォトコンテストで入賞実績をもつ。得意ジャンルは自転車旅・山岳旅・島旅・秘湯旅・旅とキャリア・グルメの6つ。ペンネームの『土庄(とのしょう)』は、トラベルライターの活動の原点となった大好きな小豆島の地名から拝借している。
※この記事は、執筆当時の情報です。最新情報は、ご自身でお調べください。
ジャンボフェリーあおい「ふね泊」体験記|移動だけじゃない、夜の船旅
フェリーといえば、目的地へ向かうための移動手段というイメージが強いかもしれません。でも、ジャンボフェリーには、船そのものを旅の目的にできる「ふね泊」という楽しみ方があります。
今回体験したのは、神戸港を夜に出発し、高松で下船せずに折り返して、翌朝ふたたび神戸へ戻ってくる船上ステイ。普段から船旅が好きな私ですが、今回はいつもの移動のための船旅とは少し違う、「船の上で一晩を過ごす船旅」を体験してきました。
ふね泊とは?
ジャンボフェリーの「ふね泊」は、夜の船に乗り込み、そのまま船内で一晩を過ごす宿泊型の船旅です。
神戸港を夜に出発し、高松で下船せずに折り返し、翌朝に神戸へ戻ってくるというユニークなスタイル。目的地へ向かうためだけではなく、「船の上で過ごすこと」そのものを楽しめるのが特徴です。
宿泊場所となるのは、2022年に就航した新船「あおい」。船内にはロフト個室やバルコニー席などのプレミア席が用意されており、ゆっくりと過ごせます。
フェリーに乗って、寝て、朝になったら戻ってくる。シンプルな旅ですが、実際に体験してみると、普通の宿泊とはひと味違う、船の上で一晩を過ごす面白さがあります。
それでは、実際のふね泊の様子を紹介しましょう!
実際に「ふね泊」を体験してみました
19:00すぎ 神戸港から乗船
神戸港を出港する「あおい」に乗り込み、いよいよふね泊が始まります。
乗船前には、神戸港の展望デッキから「あおい」を眺めるのが定番。これから一晩を過ごす船を眺めながら、乗船を待ちます。
今回利用したのは、ひろびろとしたバルコニー個室。ゆったりと寝転がれるスペースに加えて、クッションもあり、快適に過ごせます。
19:30 お風呂
あおいには展望風呂・雲の湯があり、プレミア席利用者は無料で利用できます。乗船後すぐは少し混み合うこともありますが、先に入っておくと、あとはいつでも寝られるので安心です。
雄平のおすすめポイント
お風呂から出た後は、個室のデッキで潮風を感じるのも気持ちよく、船旅らしい時間を過ごせます。
20:00 お部屋のテラスで夜風を感じる
お風呂から出たら、テラスでくつろぎます。クッションが敷かれたチェアが置かれていて、ゆったり腰掛けられますよ。
途中で通過する船や、上空を飛ぶ飛行機を眺めたり、この日は雲から出たり隠れたりする月の表情を楽しみました。船が波を切って進む音も、心地よく耳に入ってきます。
20:20 明石海峡大橋を通過
ジャンボフェリーの航路で一番の見どころが、明石海峡大橋です。
しかも、ふね泊の便ではライトアップされた明石海峡大橋を楽しめます。神戸港を出航してから、およそ1時間で通過します。
雄平のおすすめポイント
私も「あおい」の浮き輪と明石海峡大橋を組み合わせた写真を撮ることができました。これでミッション完了です!
20:30 ふねピッピで唯一無二のグルメを堪能
あおいの船内には、お食事処「ふねピッピ」があり、ここでしか味わえないメニューを楽しめます。なかでも特徴的なのが、レモンを使った料理が多いこと。新しいメニューも工夫しながら開発されています。
個人的に最高傑作だと思うのが「さぬきレモンペペロンうどん」です。にんにく、オリーブオイル、香川本鷹、さぬきレモンと、香川県ゆかりの素材を使ったジャンボフェリーらしい一杯。
一口食べると、ペペロンらしいオイリーでジャンキーな味わい。その一方で、出汁のやさしさもあり、うどんがどんどん進みます。
さらにスープを飲むと、レモンの酸味がふわっと広がって、後味はさっぱり。にんにくチップもいいアクセントになっています。こってり感とさっぱり感が一杯の中でうまくまとまっています。
そして、定番の「浮かぶタコ焼き」も外せません。ジャンボフェリーのうどん出汁を使った一品で、ネギ・ゴマ・レモンのトッピングの中から、今回はゴマを選びました。
出汁がしみた生地は、とろとろふわふわ。そこにタコのコリっとした食感が加わります。明石焼きにインスピレーションを得たような、ジャンボフェリー名物です。
そして、蜂蜜レモンサワーもいただきました。はちみつの甘さが効いた、爽やかで飲みやすい一杯です。レモンも何枚も入っていて、酸っぱすぎないので皮まで美味しく食べられます。レモンの多さにも驚きました。
21:00 足湯
少し部屋に戻って休んだあと、足湯へ向かいました。この時間になると人も少なく、落ち着いて入ることができます。
足湯は青くライトアップされ、音楽も流れていて、どこかバーのような雰囲気です。波の音を聞きながら、しばらく足湯に浸かりました。
22:40 小豆島・坂手港に到着
普段は深夜に訪れることのない小豆島坂手港。だから、とても新鮮です。港では2つのアート作品がお出迎え。スター・アンガーはミラーボールのように光を放ち、周囲にたくさんの影を映し出します。
さかてらすの屋上にいるSHIP’S CATも夜になるとライトアップされると知り、驚きました。
小豆島まで来たのに、今回は島に上陸できない。そんなもどかしさも、少しありますが、今回はふね泊。また来るからね、と心の中でつぶやきながら、深夜の坂手港を船上から眺めました。
船のデッキから空を見上げると、満天の星空。先ほどまで雲が漂っていたのが嘘のように、すっかり晴れています。神戸から船でここまで来たのだと、改めて実感する瞬間でした。
22:50 仮眠
小豆島をあとにしたら、少し仮眠します。そのまま就寝してもいいのですが、せっかくなのでタイマーをセットして仮眠することにしました。
瀬戸内海は波が穏やかで、船が苦手という方でも比較的過ごしやすい環境です。程よい揺れがむしろ心地よく、すぐに眠ることができました。
24:00 高松東港に到着
高松港に到着すると…「風が恋を運ぶ〜海を遠く渡り、二人を結ぶジャンボフェリー〜♪」ーーこの音楽で目が覚めます。目覚ましタイマーはセット不要でした(笑)
雄平のおすすめポイント
しばらくすると、高松東港に到着。ふね泊では、ここで下船せず、次の高松1時発の便まで船内で過ごせます。それでは、ここから神戸へ折り返します。そろそろ眠ることにしましょう。おやすみなさい。
翌5:00 神戸港着
そして翌朝、神戸港へ戻ってきました。一泊するだけなのに、ジャンボフェリーに泊まったら、ちょっとした冒険を終えた気分に。
しかも、船を降りたところから、また一日の旅を始められるのも面白いところ。普段のホテル泊とは違う、船の上でしか味わえない一泊を楽しめました。
一人旅にはロフト客室もおすすめ
「あおい」の船内には、1~3名向けのコンパクトな個室も用意されています。なんだか秘密基地感があり、一人で過ごすには十分。むしろ、このコンパクトさが落ち着きます。
荷物を置いて、ベッドに横になって、しばらく本を読んだり、スマートフォンを眺めたり。船が進んでいることを忘れそうになるくらい、静かに過ごせるのでおすすめです。
ただ泊まるだけではない、ふね泊の魅力
ジャンボフェリーの「ふね泊」は、目的地へ移動するためだけではなく、船に乗っている時間そのものを楽しめます。
フェリーに乗ることが好きな方はもちろん、いつもとは少し違う一泊を楽しみたい方にもぴったり。船に泊まるというシンプルな体験ですが、実際に過ごしてみると、移動と宿泊が一つになったような、ちょっと特別な旅を楽しめますよ!
さらに、最近「ふね泊」に続く「日帰り!ふね湯クルーズ」プランが登場したそうです!
こちらは「ふね湯」の昼バージョンとして、昼間の美しい瀬戸内クルーズを楽しみながら、展望風呂や足湯を満喫できるプランです。
ぜひチェックしてみてくださいね。
ふね湯クルーズの詳細は[コチラ]
