人気のトラベルライター土庄雄平✕ジャンボフェリーのコラボ連載！2024年7月1日よりのダイヤ改正を記念して、読者の皆様に、8時15分神戸発のジャンボフェリーを利用して旅する、観光情報をお届けします。
第１４回目は、小豆島のおすすめお宿の紹介。ぜひご覧ください。
土庄雄平
トラベルライター／フォトグラファー。雑誌や新聞、旅行情報サイトで記事を執筆するほか、数々のフォトコンテストで入賞実績をもつ。得意ジャンルは自転車旅・山岳旅・島旅・秘湯旅・旅とキャリア・グルメの6つ。ペンネームの『土庄（とのしょう）』は、トラベルライターの活動の原点となった大好きな小豆島の地名から拝借している。
一人旅にもおすすめ！旅慣れた人こそ泊まりたい、小豆島を120％味わう穴場宿4選
瀬戸内国際芸術祭2025で注目が集まる小豆島。せっかく訪れるなら、にぎわいある港エリアから、のどかな半島の隠れ家まで、島の魅力を存分に味わえる宿に泊まってみませんか？
今回は、島の中心地にある便利な宿から、自然に囲まれた静かなロケーションまで、旅のスタイルに合わせて選べる“おすすめの宿”を4軒ピックアップ。
朝夕の家庭料理が染みる。お遍路宿から始まった「旭屋旅館」
小豆島・土庄港の高速艇ターミナルから徒歩わずか1分という好立地にある「旭屋旅館」は、お遍路宿として始まった歴史を持つ、心温まる和風旅館です。現在では観光客にも広く親しまれ、気軽に利用できるアットホームな宿として知られています。畳敷きの客室は、まるで田舎の実家に帰ってきたような懐かしさを感じさせてくれます。
大浴場があるのも嬉しいポイントで、旅の疲れをゆっくり癒すことができます。また宿ではレンタサイクルも利用することができ、島内観光やサイクリングにも便利です。
夕食には地元・小豆島の海の幸を中心に、旬の素材を使ったおかずが並ぶ家庭的な料理が提供され、朝食も素朴で心温まる内容。宿の方との会話もまた、旅の楽しみのひとつ。
料金は1泊2食付きで1万円台前半と、一人旅でも利用しやすく、宿泊者同士やお遍路さんとの出会いを楽しめるのも魅力です。スタッフの方は皆親しみやすく、気配りの行き届いた接客で、安心して過ごせます。
住所：香川県小豆郡土庄町甲6190-6❒
電話番号：0879-62-0162
公式HP：こちら❒
アクセス：土庄港から徒歩約8分
二十四の瞳のすぐ近く。名物鍋も味わえる「フリーデイズリゾート小豆島ロッジ」
小豆島の人気スポット「二十四の瞳映画村」のすぐそば、海を望む絶好のロケーションにある「フリーデイズリゾート小豆島ロッジ」は、自然に囲まれた穏やかな島時間を満喫できるロッジ型宿泊施設です。ペット同伴OKの専用棟もあり、大切な愛犬と一緒に宿泊できるのも嬉しいポイント。
客室タイプはシングル・ツイン・和洋室から選べ、素泊まりはもちろん、モーニングセット付きや夕食はBBQ、地元食材を使った「オリーブレモン鍋」付きプランなど、旅のスタイルに合わせて選択できます。特に冬に人気のオリーブレモン鍋は、爽やかな酸味と素材の旨味が絶妙と好評です。
宿泊料金は1泊5,500円〜とリーズナブルで、2食付きでも8,000円以下と気軽に利用できる価格帯。友人や家族との旅行、ペット連れの旅にもぴったりな、カジュアルで温かみのあるおもてなしが魅力のお宿です。
住所：香川県小豆郡小豆島町田浦甲947-2❒
電話番号：0879-62-8898
公式HP：こちら❒
アクセス：坂手港から車約15分
喧騒を離れてリトリート。三都半島の隠れ宿「小豆島 三都の郷」」
小豆島・三都半島の神浦エリアに佇む「小豆島 三都の郷」は、2020年にオープンした、古民家をリノベーションしたお宿です。母屋と別棟の2棟があり、それぞれ1日1組限定で貸切利用できるという贅沢なスタイルを継続中（※繁忙期などを除く）。漁村に溶け込む落ち着いた佇まいと、海辺の夕日や波音に癒されるロケーションが魅力です。
敷地内には全6室が点在し、どの部屋も木のぬくもりを感じるデザイン。古民家ならではの味わいを残しつつ、レトロモダンな空間が演出されています。館内に飾られているのは、画家・出水徹さんによる絵画作品の数々。実はこの古民家、かつては出水さんご本人の住まいだったそうです。
貸切で利用できる内風呂と露天風呂があり、星空の下で入浴を楽しめるのも魅力のひとつ。
併設のお食事処では、オリーブ牛や地魚、島野菜など地元食材をふんだんに使った創作和食を、朝夕ともに美しい盛り付けで堪能できます。無料のレンタサイクルや、農業・漁業体験プログラムもあり、瀬戸内の自然と暮らしを体感できる宿泊が楽しめます。島時間にじっくり浸る、リトリート旅にぴったりなお宿です。
住所：香川県小豆郡小豆島町神浦６７１❒
電話番号：0879-62-8819
公式HP：こちら❒
アクセス：オリーブ公園から車約20分
まるで宇宙船!? 全室ガラス張りの新感覚ステイ「瀬戸の浜ビーチ＆リゾート」
2025年4月、小豆島・坂手港から徒歩約15分の場所に、新たな滞在拠点「瀬戸の浜ビーチ＆リゾート」がオープンしました。目の前に瀬戸内海が広がる絶好のロケーションに、宇宙船をイメージした個性的なコンテナホテルが全5棟並びます。すべてガラス張りの完全個室で、室内から海を一望できる開放感が魅力です。
各客室にはキングサイズベッド、シャワー・トイレ、冷蔵庫、屋根付きバルコニー、プロジェクターなどを完備し、快適なプライベート空間を実現。隣接する専用サンシェルターでは、手ぶらで楽しめるBBQも可能です。
宿の目の前にある「瀬戸の浜」は、透明度の高い海と静かな雰囲気が評判の隠れたビーチ。今後は、カヤックやシュノーケリング、クルージングなどの体験プログラムも用意される予定のため、乞うご期待です。
住所：香川県小豆郡小豆島町坂手 字グイミ谷甲1677❒
電話番号：08079656452
公式HP：こちら❒
アクセス：坂手港から車約5分
“泊まる”ことで深まる、小豆島という島の豊かさ
せっかく小豆島を訪れるなら、お宿に泊まってじっくり島を味わうのがおすすめ。オリーブだけでなく、佃煮や醤油、海鮮など小豆島ならではの味覚が旅を彩ります。サイクリングで港町をのんびり巡ったり、海辺で夕日を眺めたり――日常から離れて、自分のペースで過ごす島旅の魅力を実感してみてください。