
人気のトラベルライター土庄雄平✕ジャンボフェリーのコラボ連載!2024年7月1日よりのダイヤ改正を記念して、読者の皆様に、8時15分神戸発のジャンボフェリーを利用して旅する、観光情報をお届けします。
第十二回目は、神戸ポートピアホテル×ジャンボフェリーセットプランのご紹介。ぜひご覧ください。

土庄雄平
トラベルライター/フォトグラファー。雑誌や新聞、旅行情報サイトで記事を執筆するほか、数々のフォトコンテストで入賞実績をもつ。得意ジャンルは自転車旅・山岳旅・島旅・秘湯旅・旅とキャリア・グルメの6つ。ペンネームの『土庄(とのしょう)』は、トラベルライターの活動の原点となった大好きな小豆島の地名から拝借している。
都市と自然をつなぐ旅。神戸ポートピアホテル×小豆島フェリープラン体験記
神戸を拠点に、小豆島への船旅を気軽に楽しめる新しい旅のスタイルをご存じでしょうか?今回は、神戸ポートピアホテルとジャンボフェリーが提携した話題の2泊3日プラン『ジャンボフェリー「あおい」で行く小豆島フリープラン』を実際に体験。
クラシックな雰囲気が漂うホテルステイ、夜景に彩られた神戸の街、美食、そして非日常を感じるフェリー旅など、一度に味わえる贅沢な旅となりました。この記事では、神戸ポートピアホテルでの滞在を中心に、このプランの魅力をご紹介します。
神戸ポートピアホテルで始まる、ジャンボフェリーの旅

神戸を代表する「神戸ポートピアホテル」が、ジャンボフェリーと連携し、『ジャンボフェリー「あおい」で行く小豆島フリープラン』を販売中です。
この2泊3日のプランでは、初日に神戸ポートピアホテルに宿泊し、2日目は神戸三宮フェリーターミナルから新船「あおい」で小豆島・坂手港へ移動。2泊目は、小豆島内の3つの提携ホテルから好みの宿を選んで滞在できます。
旅行代金はお一人28,200円〜52,800円とリーズナブルです。
都市に近いリゾート。神戸での“前泊”を楽しむ
神戸ポートピアホテルは、神戸空港と市街地・三宮の間に位置する海上都市「ポートアイランド」に佇むランドマークホテルです。三宮駅からはポートライナーで約10分、「市民広場駅」に直結しており、さらに三宮・新神戸発の無料送迎バスも利用できるなど、、アクセスの良さも魅力です。
館内へ足を踏み入れると、クラシカルで気品ある空間が広がり、まるで神戸の迎賓館のような佇まい。温かみのある丁寧な接客に迎えられ、心地よくチェックインを済ませました。
リーズナブルなのに上質。旅の始まりに最適な一室
今回宿泊したのは、本館スタンダードフロアのスタンダードツインルーム。なお、4名での利用の場合は、南館のサウスリゾートフロアが対象となります。
『ジャンボフェリー「あおい」で行く小豆島フリープラン』では、コストパフォーマンスを重視した客室がセットになっているのも嬉しいポイント。
リーズナブルでありながら、クラシックな趣とモダンな洗練さを兼ね備えた空間で、旅の前泊にもぴったり。小豆島へ向かう前に、神戸で優雅なくつろぎ時間を過ごせます。
GOCOCUで味わう、地元の恵みと港の夜景

今回の『ジャンボフェリー「あおい」で行く小豆島フリープラン』では、1泊目の夕食はプランに含まれていません。そのため、神戸ポートピアホテル館内のレストランでディナーを楽しむのがおすすめです。ホテル内にはなんと12のレストラン・バーがあり、関西在住の方には、“特別なランチやディナーを楽しむ場所”として親しまれているほどの人気ぶり。

私が訪れたのは、本館30階にあるスカイグリルブッフェ「GOCOCU(ゴコク)~五国のめぐみ~」。その名のとおり、摂津・播磨・但馬・丹波・淡路という“兵庫五国”の食材を中心に、国内外から選び抜かれた素材を使った料理を提供しています。
港町・神戸の夜景を眺めながら、特注の石窯でじっくり焼き上げたロースト&グリル料理や、五国の文化や風土を感じさせるお料理を堪能し、五感が満たされるひとときを楽しめました。

雄平のおすすめポイント

神戸空港と夜景の競演。ここにしかない体験を

摩耶山掬星台が「日本三大夜景」のひとつに数えられるように、神戸は“夜景の街”として広く知られています。そんな神戸の美しい夜景を、ホテルに滞在しながらゆっくり堪能できるのが、神戸ポートピアホテルに宿泊する大きな魅力です。
ホテルの屋上には、開放感あふれるテラス「ソラフネ神戸」が設けられており、アルコールをはじめとしたドリンクを片手に、きらめく神戸の夜景を満喫できます。
特に注目すべきはその立地。一般的に六甲山側から港や海を見下ろすのが神戸の夜景の定番ですが、「ソラフネ神戸」では、海側から六甲山と神戸の街並みを一望するという、逆アングルのパノラマ夜景が楽しめます。

雄平のおすすめポイント
旅の朝にふさわしい、上質な朝食体験を

神戸ポートピアホテルでの滞在で楽しみにしたいのが、朝のひとときを彩る朝食です。ホテルメイドのパンや焼きたてのオムレツ、兵庫の郷土料理など、地元食材を活かした和洋多彩なメニューが揃っています。6:30から利用可能です。
※朝食会場および営業時間は状況により異なります。ご宿泊直前にホテル公式HPにてご確認ください。
GOCOCU|朝のご褒美は、やさしい出汁香るローストビーフめし
朝の陽ざしにきらめく神戸の街を眺めながら、ゆったりと朝食を楽しめるスカイグリルブッフェ。なかでもおすすめは、「兵庫県産牛 ローストビーフめし」。やわらかい牛肉に出汁をかけていただく一杯で、上品な旨みが広がります。わさびや柚子胡椒でアクセントを加えると、より味わい深く、朝から重たくならない贅沢なひと皿です。
SOCO|特製デミグラスとハンバーグに癒されて

自然光あふれる開放的な空間で、どこか懐かしい洋食にひと工夫を加えた料理が楽しめるブッフェです。おすすめは「煮込みハンバーグ デミグラスソース」。ジューシーなハンバーグに、濃厚な特製ソースが絶妙に絡み、思わず唸ってしまう一皿。洋食文化が息づく神戸らしく、シェフのこだわりが光る洋食を朝から堪能できるのは、嬉しいポイントですね。
神戸から小豆島へ、あおいに乗って極上の船旅体験
神戸ポートピアホテルから神戸三宮フェリーターミナルへのアクセスも心配いりません。ホテル前から7:20発のシャトルバスで「KIITO前」へ向かい(7:35着)、そこから徒歩約5分でフェリーターミナルに到着します。自家用車やバイクをご利用の方は、ホテルから各自での移動となり、所要時間は約8分です。
船内は小豆島らしいデザインが随所に施され、うどんやMINORI GELATOなどの名物グルメも充実。4つのデッキから瀬戸内の景色を眺めながら、非日常の船旅を楽しめます。明石海峡大橋の真下をくぐる瞬間は、見逃せないハイライトです。

雄平のおすすめポイント
前泊以上の価値がある、神戸ステイのすすめ
神戸ポートピアホテルでの滞在は、旅の幕開けにふさわしい、洗練されたひとときでした。好アクセスに加え、眺望や美食、心地よい空間とおもてなしが揃い、前泊地として理想的なロケーションです。
都市と島、日常と非日常、伝統とモダンが交わるこの旅は、単なる前泊にとどまらない特別な体験として、心に残るものとなりました。2025年の瀬戸内国際芸術祭と合わせて、ぜひ訪れてみてください。