
人気のトラベルライター土庄雄平✕ジャンボフェリーのコラボ連載!2024年7月1日よりのダイヤ改正を記念して、読者の皆様に、8時15分神戸発のジャンボフェリーを利用して旅する、観光情報をお届けします。
第九回目は、春ならでは!桜とオリーブの絶景が楽しめる小豆島お花見スポットの紹介。ぜひご覧ください。

土庄雄平
トラベルライター/フォトグラファー。雑誌や新聞、旅行情報サイトで記事を執筆するほか、数々のフォトコンテストで入賞実績をもつ。得意ジャンルは自転車旅・山岳旅・島旅・秘湯旅・旅とキャリア・グルメの6つ。ペンネームの『土庄(とのしょう)』は、トラベルライターの活動の原点となった大好きな小豆島の地名から拝借している。
桜とオリーブが奏でる春の調べ|小豆島の絶景お花見スポットガイド

3月下旬〜4月上旬、春の小豆島は、異国情緒漂うオリーブの木々と日本らしい桜の花が織りなす、和洋折衷の美しい景色に包まれます。島内に咲き誇るソメイヨシノが、春の訪れを華やかに演出。また一足早く咲く河津桜・常光寺桜や、ダムから望む壮大な桜景色が、訪れる人々を魅了します。この春、小豆島で特別な感動を見つけてみませんか?
和洋折衷の絶景が待つ。桜とオリーブが共演する小豆島の春

日本の春を代表する桜ですが、オリーブの木々が島の随所に植えられる小豆島では、桜とオリーブの共演を楽しめるのが魅力です。異国の趣と日本らしい春景色が絶妙に融合した風景は、いつものお花見とはひと味違う新鮮な感動を与えてくれますよ。
小豆島オリーブ公園|桜とオリーブと瀬戸内海のコラボレーション



「小豆島オリーブ公園」は、オリーブの木々越しに瀬戸内海を一望できる絶景スポットです。映画『魔女の宅急便』のロケセットとして作られた建物があることでも知られ、春にはソメイヨシノが園内を彩り、桜とオリーブの共演が楽しめます。
3月下旬〜4月上旬にかけて、ギリシャ風車と桜が織りなす異国情緒あふれる景色は、この公園ならではの見どころ。また、オリーブ記念館の下に続く桜のトンネルも見逃せません。どこかお祭りのようなにぎやかな雰囲気に包まれながら、春の小豆島ならではのひとときを過ごしてみてください。
オリーブのリーゼント|醤油蔵とオリーブ畑に溶け込む春の情景


瀬戸内国際芸術祭のアート作品「オリーブのリーゼント(作者:清水久和氏)」は、今では小豆島を代表する観光名所の一つになっています。香り豊かな醤油蔵を抜けると広がるオリーブに囲まれた空間が広がり、その中に突如現れるリーゼントヘアの顔型立体作品が、穏やかな島の風景と絶妙な調和を見せています。
春には桜との共演が楽しめるのも魅力。西洋的なオリーブと日本的な桜の和洋折衷の景観は、小豆島の春を象徴するワンシーンです。また、近くでは水仙などの花々も咲き、一気に彩り豊かになります。隣のお宅で無料レンタルできるリーゼントの被り物を身に着けて、ぜひ写真撮影を楽しんでみてください。

雄平のおすすめポイント

島でのお花見の醍醐味。桜と瀬戸内海の美しいコントラスト

青い海を背景に、ふんわりとした桜の淡いピンクが優しく映える風景は、島ならではのお花見の醍醐味です。桜の柔らかな色合いに癒されながら、潮風の心地よさを感じると、新たな年度のスタートに向けて心が弾みます。
城山公園|ピンク色に包まれる、島随一の桜の丘


小豆島南部の高台に位置し、瀬戸内海や四国を望む絶景スポット「城山公園」。3月下旬〜4月上旬になると、春には公園全体がピンク一色に彩られ、美しい桜並木と瀬戸内海のコラボレーションを楽しめるのが魅力です。
国民宿舎 小豆島の駐車場から歩き始めると、桜が枝を重ね合うトンネルのような並木道が続きます。やがて中腹に到達すると、瀬戸内海を一望する景色が広がり、見下ろすと歩いてきた桜並木が眼下に広がります。優しいパステルカラーの桜と海が織りなす春の島の風景は、心を穏やかにしてくれるでしょう。
さらに奥へ進むと、桜に包まれた広場と展望台「桜花亭」に到着します。映画『二十四の瞳』の撮影にも使われた場所で、春の城山公園を象徴する桜に包まれる絶景が広がっています。持参したコーヒーをいれて、ホッと一息つきたくなるスポットです。


雄平のおすすめポイント
天狗岩丁場|歴史景観に寄り添う見事なソメイヨシノ


小豆島北東部に位置する「天狗岩丁場(ちょうば)」は、大阪城改修の石材を切り出した歴史を今に伝える場所です。島には良質な花崗岩が豊富に産出され、全国へと供給されてきました。その名残である石切場の跡地は、静けさの中にスケールの大きい歴史を感じさせる、どこか神秘的な空間となっています。
3月下旬〜4月上旬には、入り口付近の桜並木が満開となり、隠れた桜の名所となることはご存知でしょうか。おすすめの撮影ポイントは、海を背景に桜を収める構図。ピンクと水色のコントラストが美しく、歴史情緒ある丁場に桜が寄り添う風景は必見です。
ダム×桜の圧巻コラボ。知る人ぞ知るお花見絶景スポット
小豆島には4つのダムがあり、全国のダム愛好家から注目されていますが、実は桜の名所としても密かな魅力があります。高低差を利用したお花見と、ダムから見渡す瀬戸内海や棚田の絶景が、多くの人々に愛されています。
粟地ダム|スケールの大きい桜の絨毯に感動


地域の大切な水源として役割を果たす「粟地(あわじ)ダム」。周囲一帯には公園が整備されており、3月下旬〜4月上旬になるとソメイヨシノが満開に。見渡す限りピンク色一色に包まれます。下の公園から見上げれば桜のトンネル、ダムから見下ろせば桜の絨毯が広がるような壮大な絶景を堪能できます。
また瀬戸内海を望む美しいロケーションも魅力のひとつです。春には地元の方々が訪れ、お弁当を広げてお花見を楽しむ姿が見られます。その光景に溶け込むと、心がほっと温まるような気持ちに浸れますよ。

雄平のおすすめポイント
殿川ダム|古き良き棚田を支える穴場な桜名所
小豆島の中央部に位置する「殿川(とのかわ)ダム」は、寒霞渓の西側山麓にあり、伝法(でんぽう)川の中流にひっそりとたたずんでいます。近くには日本の棚田百選に選ばれた中山千枚田が広がり、島の昔ながらの農業を支える大切な存在です。
お花見スポットとしてはこじんまりとしていますが、その分観光客が少なく、静かな時間を過ごせるのが魅力。3月下旬〜4月上旬には粟地ダム同様、ダムの下が満開の桜で埋め尽くされます。人混みを気にせず、桜の美しさをひとり占めできる、心安らぐ隠れた名スポットです。


小豆島の早春を楽しむ。河津桜と常光寺桜の花巡り

小豆島の桜(ソメイヨシノ)は3月下旬〜4月上旬に満開を迎えますが、早咲きの桜が咲くスポットも島内に点在しています。ひと足早い春の景色を楽しむために、桜のピークシーズンよりも少し早めに足を運んでみるのも一興です。
釈迦ヶ鼻園地|小豆島最南端に咲き誇る河津桜
2月下旬〜3月下旬、小豆島南部の三都半島最先端にある「釈迦ヶ鼻(しゃかがはな)園地」は、最も早く春の訪れを感じられるイチオシスポットです。つづら折りの道を抜けて高台に立つと、真っ青な瀬戸内海や四国、淡路島を一望できる絶景が広がります。
園地では、早咲きの河津(かわづ)桜が瀬戸内海を背景に春の彩りを添え、メジロが蜜を啄む姿も楽しめます。一足早くお花見ができる隠れた名所で、鮮やかな色づきの桜を眺めながら癒しのひとときを過ごせますよ。小豆島の春は、ここ三都半島から始まります。


常光寺|霊場を彩る、ここにしか咲かない常光寺桜
小豆島には、ここだけでしか見られない固有種の桜があるのをご存知ですか?「常光寺(じょうこうじ)桜」と呼ばれるこの桜は、小豆島霊場第8番札所・常光寺の境内に咲いています。品種は特定されていませんが、ソメイヨシノに似た大きな花形が特徴で、ソメイヨシノと寒桜の混合種ではないかと考えられています。
2月下旬から花をつけ、3月中旬には満開を迎える桜は、島の霊場に春の訪れを知らせてくれる存在として地元の方に親しまれています。その優美で愛らしい桜を間近で感じに、ぜひ一度訪れてみてください。

